アルゼンチンワインと京料理@たん熊

アルゼンチンワイン「エル・エステコ」生産者との京料理ランチで日帰り京都。会場はミシュラン星付「たん熊本店」。HPをスクロールすると(ふつうは下に流れるところ)巻物のように右に流れるところにちょっとしびれた

アルゼンチンの「エル・エステコ」と聞いてもピンと来る人は少ないかもしれないが、「クマ」はアルゼンチンのオーガニックワイン輸入量No.1。しかも価格は1000円前後とお手頃なデイリーワイン(クマだからたん熊?と思ったのはどうやら私一人らしい)冷涼なトロンテスなので、スダチを添えたキスの昆布締めや活き車海老のお刺身に、もうひとつ別の柑橘を絞ったような感覚で楽しめた

でも、この日お披露目になった新発売ワインのなかでも印象的だったのは、樹齢60年以上のクリオージャ。チリではパイスと呼ばれる南米の地場品種を「ロゼ」仕立てで造ったというワインは「わびさび旨味系」で、とっても京都っぽかった。

これに「たん熊」の若き料理人栗栖氏が何を合わせたかというと、すっぽん!栗栖氏いわく、すっぽんは「湖のジビエ」だそうで…恥ずかしながらすっぽんをたべたのは多分人生初だが、生姜の効いたすっぽんのスープとクリオージャは無限ループの旨さ!

鴨とマルベック、南仏ブレンドの白ワイン&じゅんさい、古木のマルベックと鱧の山椒焼きなどなど、ワインにあわせるための小細工などまるでしていない京料理とアルゼンチンワインがこんなに合うなんて!と驚きの数時間

最後の最後まで夜の京都のバーに繰り出したいと悩みながらも結局帰ってきてしまったが、Tさんにご案内いただき、両足院で半夏生のお庭も見れたし(若冲はどこにあったんだろ?)、八百一では京都安宿一泊分以上の京野菜やお漬物に鱧まで仕入れたし、子どもは帰ってきたことを喜んでくれたので、ま、いいか。

しかし京都はホント、流れる時間も街の趣も東京とはまるで違う。ここで大学生活送りたかったな~と思うし、子どもも京都の大学に行きたいそうだ。よし、今度は子どもと京都に行こう!

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